歩きの場合は、日暮里・舎人ライナーで扇大橋駅で降りると、あるいて10分程度で到着する。
近くには、セブンイレブンやデイリーヤマザキがあるので、ジャンクションをつい長く見すぎてお腹が空いてしまっても、近くで食料を調達できる。
今回、江北ジャンクションを見るのは二度目だ。
前回は友人と飲みが終わった後、気晴らしに見に来たらなかなかいい場所だったので、いつかもう一度出直そうと計画していたものだ。
前回は、ジャンクション付近の桜が満開でなかなかいい雰囲気をしていた。
今回は早めに到着したので。コンビニで買ったおにぎりや、フライをベンチで食べて時間を潰していた。付近では野球をする子どもたちの姿や、サイクリングをする人、ランニングをしたり、犬の散歩をしていたりする人がいて、いい雰囲気であった。
太陽も沈み始め、僕の大好きなマジックアワーの時間だ。グラデーションが美しく、高架橋のシャドウ部分とも馴染み始める。
一番最初の写真、左上の高架をなぞっていくと、こんな風景になる。地図で言うと、北に伸びる方向だ。曲線が美しいのはもちろんだが、高架が遠く先まで見通せるのもダイナミックで素敵だ。ビルに紛れている首都高とは違って、開放的な風景である。ドライブで、どこか遠くへ行きたくなる気分にさせてくれる。
暗くなるに連れ、鉄とコンクリートの造形は輝きを増す。
江北ジャンクションの見どころといえばやはりこの五色桜大橋であろう。
よく見ると、アーチ橋のワイヤーが交差している。ニールセン・ローゼ橋という工法の特徴である。アーチ橋にもかかわらず、二段構えになっているところが、このジャンクションの贅沢なところだ。ジャンクションの交差を見るのもよし、その先の高架の眺めを見るのもよし、果てはこの五色桜大橋をみるのもよし、一日では見きれない豪華さだ。こんどは、川の対岸から見てみたい。
完全に日が沈んだ。ナトリウム灯が照らすジャンクションの全景に惚れ惚れする。2つの高架を支える、缶詰の鍵みたいな高架橋脚が可愛らしい。
再び最初のところに戻ってみた。やはりこの姿には圧倒される。どこまでも続きそうな高架橋のライン。まるで、映画のワンシーンみたいだ。すでに時間は9時になろうとしていた。この写真が撮れて満足した私は、この場を後にした。
帰り道、トラフィックペイントで書かれた「首都高速中央環状線」の文字が、照明に照らされて輝いていた。グーグルマップで衛星写真を見ると、その全貌を見ることができる。
また来よう。