2014年12月27日土曜日

長野の諏訪とか八ヶ岳周辺に行ってきた2

片倉館を出た時が、ちょうど12時ころなので、そろそろお昼の場所を決めないといけない。
予め、何処に行くかは決めていたので、諏訪子から国道20号線を山梨方面にへ戻り、山梨県北杜市長坂町というところにある、三分一湧水館というところを目指した。

F地点が三分一湧水館。片倉館からは1時間位かかった。

地方の道は、道幅広いし、信号少ないしまさに快適。こういうところで車を使うと楽しいんだろうなぁ。都心で走ってるとストレスしか貯まんない。

なぜ三分一湧水館というのか、それは公式ホームページの説明で省略するとして、ここは湧き水で有名で、日本名水百選に選ばれている。ここの水で打った蕎麦が食べられるというのだから、なんだか美味しそうな予感しかしない。

三分一湧水館の外観。隣に、物産展や展望台があるが、展望台はたいして展望が良さそうでもないのに、いくらか入館料がかかるので、入ってはいない。ここで売ってるシフォンケーキっていうのが、めちゃくちゃふわふわで美味しい。


店内はこんな感じ。最近出来たのか新しさを感じる内装だ。順番待ちで入店するのに時間がかかったが、さすがに1時半ころになると、落ち着いてくる。
ちょうど左側に、ガラス越しに蕎麦を打ってる様子が見ることができる。そば打ちの人が、ひたすら蕎麦を打ち続ける様子は、職人の姿そのものである。


しばらくしないうちに、蕎麦がやってきた。とても美味しかった。やっぱりコシがある蕎麦は食べていて楽しい。ズズッっとすすった時に、すっと喉に入ってくる感じが良い。香りもよく、あー自分今そば食べてるんだと実感出来る食感だ。
そばを食べる前に、鳥もつ煮というのを頂いたが、これもなかなか珍味な味付けで、日本酒が欲しくなる。店内の雰囲気もよく、とても落ち着いた時間を過ごすことができた。オススメだ。

愉悦の時を過ごし、そろそろ宿に向かおうと思う。今回お世話になるのは、長野県南佐久郡、小海リエックススキーバレーのスキー場にある、リゾートインボンシックというペンションに泊まる。
星を見にペンションに泊まるってところがニクいね。
また長野に戻るので、1時間半位かかる。朝いた諏訪湖とかから、八ヶ岳を背にして反対方向にぐるりと回る感じだ。

途中通った八ヶ岳高原大橋っていうところからみた景色がとても絶景だったので、近くの駐車場に車を止めた。


よく見ると富士山が見える。長野から富士山が見えるのを知ったのは今日が初めてだった。近いようで遠い富士山。紅葉は終わりかけだったが、斜陽によって、ドラマチックな印象に。

反対側を見ると、八ヶ岳の山並みが見える。雪の日、夏の深緑の日、どんな風景が見れるのか。

今思えば、なんで橋の写真がないのか、惜しいことをしたんだけど、この橋がめちゃくちゃ高いところに立ってて、見下ろすとめちゃくちゃ怖い。なぜここに建てたのかというより、どうやって建てたのか不思議なくらいだ。落ちたら確実に死ぬ高さだが、手すりが、橋とかでよくある普通の高さにあるんで、落ちようと思えばいくらでも落ちる機会があるのが、また怖い。
途中通ったら、途中下車してみるといいかもしれない。

16:50目的の宿に到着。ハンドルをもう握らなくていいと思うと、気が楽だ。まず酒を飲もう。酒だ。
オーナーは笑顔が似合う人で良かった。外装から分かる通り、雰囲気のあるペンションで、夜が楽しみになる。ただひとつお願いをすれば、トイレの便座はヒーター付きにして下さい。


夕食のラウンジは、非日常を楽しませてくれるには十分な雰囲気がなされている。薪ストーブによって、部屋の空気はとても心地よく、薪がパチパチと鳴る音が最高のBGMだ。
夕食は、ここに来てのお楽しみである。気になる人はぜひ宿泊しよう。
地場産の赤ワインをボトルで頂いた。愉悦の極みである。これほど美味と感じる酒があるのならば、是非また飲んでみたいものだ。



次回
二本立てにする予定が三本立てに!
旅行のクライマックス。今夜星を見に行こう。

2014年12月8日月曜日

長野の諏訪とか八ヶ岳周辺に行ってきた

11月の週末に、綺麗な星が見れたらいいなと思って、長野に旅行に行くことにした。季節的にも、ノーマルタイヤで行けるのはもうギリギリなんじゃないかと思い、思い切って計画を建てた。

自分のいる千葉県松戸市からは、外環道の三郷南ICから高速に入り、首都高川口線から中央環状線、新宿線から中央自動車道に入った。首都高なんて怖くて、できれば避けたかったけれど、深夜2時に出発し、それほど混雑はなかったので、なんとか分岐を乗り越えることができてよかった。

夜中移動し、早朝に諏訪湖を見るという予定だったので、目的地に着いたら、朝日を向かいに見える方向、岡谷ICから諏訪湖の方に向かった。

地図は、JAFの高速道路地図を参考
ちなみに帰りは、上の方にある上信越、関越自動車道を使ったので、行きと帰りは違うルートに。


「夜中腹へんないすか?」
「腹へったなぁ」
さすがに4:30。夜食を食べていてもお腹が空く。
休憩がてら、SAで温かい蕎麦を。

改めて見ると「談合坂」という名前がすごい。

車でこういう旅行をするのは初めてだったので、とてもわくわくした。夜中に移動できるというのは、自動車の醍醐味だ。夜は渋滞の心配がないし、気軽に移動ができる。
PAも早朝にもかかわらず、営業しているのはとてもありがたい。

ひたすら走っていると、だんだん空が明るくなってくる。旅行の舞台に近づくに連れて、空が明るくなる瞬間はとてもドラマチックだ。サイドミラー越しに朝日が見えた。できれば、諏訪湖で朝日を見たかったが、間に合わなかった。これは前日に飲み会があり、9時ころまで拘束されていたため、仮眠を取る時間が遅くなってしまったからだ。お酒の飲めない飲み会は、苦痛の一言で片付けられる。

諏訪湖が、意外と街中の中心にある湖で驚く。ちょうど朝7時に到着。家から出て、4時間30分かかった。
湖畔は、早朝のランニングや散歩に来る人がいた。周りは住宅に囲まれており、素敵な環境である。こんなとこで育ったら、毎日がギャルゲー気分にちがいない。

予め仮眠をとったせいか、それとも長野の朝の寒さに目が覚めたのか、眠気は殆どなかった。今回の旅行の成功を祈願するべく、諏訪大社に向うことに。


諏訪大社はいくつかあるらしい。上社本宮、上社前宮、下社秋宮、下社春宮。漢字で書いたからいいが、読めといわれたらよくわからない。ナビに登録するとき悩んだ。
いまいる場所から近いのは、下社のほうだったので、諏訪大社下社秋宮に向かった。

お湯だ!お湯があるぞ!!

温泉がよく出るらしく、下社周辺を歩いていると、温泉が出る蛇口のような場所が何箇所もある。


諏訪大社 下社秋宮(上)と下社春宮(下)

衝撃の事実、この時点でまだ8:45である。星を見るには早くつきすぎた。
そこで、諏訪湖を一望できるとっておきの場所に向かった。立石公園である。
夜景の撮影スポットになっており、夜景百選にも選ばれている場所だけあって、そこそこ有名らしい。宿は違う場所なので、夜には来れないが、諏訪市の全体が眺められるのだからきっといい景色に違いない。
途中の道は峠道になっており、時々すれ違うのが難しい場所もあるので気をつける。

コレが立石公園から見える景色!夜じゃないのが惜しい!
諏訪子と一緒にいるとぽかぽかする。みんなも写真見てぽかぽかしてほしい。

さすがに朝にこの公園に来る人はなかなかいないのか、ほとんど貸し切りだった。たしかにここから見える夜景は素晴らしいに違いない。
セブン-イレブンで買ったパンとサンドイッチと近くの自販機で買った缶コーヒーで朝食をとった。

この公園にはなかなかロングコースの滑り台がある。面白そうで滑ってみたが、自分が本日初滑りらしく、朝露でおしりの部分がびしょ濡れになったことに気づいた時は既に遅かった。

だが、心配は無用だ
そんな冷えきったおしりを温めてくれる場所も想定済みである!

▂▅▇█▓▒░国指定重要文化財  財団法人片倉館░▒▓█▇▅▂
▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂うわあああああああ

説明しよう。片倉館とは...
天然温泉を豊富にたたえる大理石造りの浴槽は100人が一度に入浴できるほどの広さ。深さ1.1mの底には玉砂利を敷き詰め、立つと心地よい刺激が感じられます。
また、ステンドグラスや周囲の彫刻、装飾もお楽しみいただけます。千人風呂は多くの方に親しまれている芸術のお風呂です。
多くの先人達が好んで訪れた温泉で80年以上の年月が過ぎた今も価値ある存在です。
http://www.katakurakan.or.jp/natural_hot_spring.html  

なんと驚き、重要文化財の風呂に入れるのである!
意外と入浴料が良心的で650円。先週のもてぎ周辺の温泉施設とは何だったのか涙が出てくる。タオルとかも用意していたが、車においてきた。とりに戻ろうと思えば数分の距離だが、もう面倒なんで、タオルを購入した。これも150円と良心的で、「片倉館」の名前付きで記念になった。

はいってみると浴室は、大理石造りの浴室だ。眼鏡を外すと、底が見えなくて怖い。結構深くて、子供は確実に溺死するので、子連れは避けた方がいい。砂利が敷いてあるのが面白い。湯温は結構熱めで長くは入ってられない。

壁の裏とかにシャワーの場所があり、ちょうど目隠しみたいになっているのもいい。水瓶を持った女性(?)の彫刻とか飾られてあったり、これで風呂なのかと、プチ贅沢な気分に。


二階は、広々とした休憩所になっている。軽食もあり、とても穏やかな時間を過ごすことができた。



テルマエ・ロマエⅡのロケ地になったそうで、上戸彩さんや、阿部寛さんのサインが飾られてあった。たしかに、ここに来るとタイムスリップした気になる。また、長い時間を経過したにしては、建物状態がよく、大事に扱われた施設なんだと感じた。


気づくと、滑り台で濡らしたズボンは乾いていた。片倉館のお湯パワーで元気になったので、いよいよ今日の宿、八ヶ岳の裏側、長野県佐久郡へと向かう!



次回!
 ・八ヶ岳の自然が磨いた天然水で作る極上の蕎麦!
 ・旅行はクライマックス!冬の星空に大興奮!

の二本立てくらいでお送りします。