その後期、E型を友人から安く譲ってもらう機会があったので、MT車なんて、ましてやスポーツカーとは全く無縁の自分が、所有することになった。
実用的で楽な車( )
転換期は大学生の時だろう。スポーツカーが好きな友人を持ち、その友人のドライブに時々付き合って、写真を撮りに行ったりした。普段、電車で通える範囲でしか撮影に出かけてなかった自分は、車の自由度の広さに、いつかは車で遠出をしてみたいと思った。
同時に、スポーツカーのパワーをその時初めて知った。家にあるような乗用車では、味わえないシートに体を押し付けられる加速度を体感したのは、その時が初めてであった。
ある日、その友人から、もうこの車にのるのは飽きたので、安く譲るよという話をいただき、その後はトントン拍子で、手続きが進み、無事納車となった。大学期間中、数台の車をとっかえひっかえしていた彼にとっては、車を友人に譲ることくらいは、造作も無いのだろう。手続きで困ることはなかった。
パワーはあるけれど、四輪駆動のインプレッサは下手でも操縦できるだろう、友人曰く。ちょうどホイール一セットも貰ったので、スタッドレスタイヤつければ、新潟にも安心して帰れる。
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うちの職場には、宿直という日がある。深夜4時間ほどの仮眠の時間があり、翌朝に退社。つまり、その後はフリーな時間となる。この時間に、車の練習をしようと思って、片道20キロほどのドライブをしたのだが、一歩間違えれば事故につながるヒヤリハットな場面に数回遭遇し、いや、これはだめだ。自分が思っている以上に注意散漫になっていると感じ、ちゃんと休みの日に出直すことにしようと考えていた。
そんな記念すべき、最初のドライブに選んだ目的地は、千葉県犬吠埼に決めた。
往路は下道で、復路は高速道路で帰ることだけ決めて、あとはナビにルートをお任せした。
なぜ「犬吠」と言うのだろうか。最初は「いぬぼえみさき」って言うのかなと思ったけど、どうやら「いぬぼうさき」と読むらしい。
駐車場を見事スルーし、ちょっと遠くの駐車場に車を止めた。
ここ、君ヶ浜は、遊泳禁止となっているので、人気が寂しい。まぁ、朝早く出発したしな。
潮風にも耐えるよくわからない植物。なぜ砂浜だったところが、いきなり石の海岸になるのだろう。
ちょっと歩くと、海岸の景色がガラリと変わる。何年もの時を経て、プレートという波が押し寄せたのだろうか。足場の不安定なところで、真上を見ると、高い確率で転ぶ。これ豆な。
これが、今回の目的地、犬吠埼灯台。140年も光ってたらしい。
犬吠埼灯台は、管理者がいるので、灯台の上に登ることができる。今回は登ってないので、また来た時の楽しみにしよう。
朝早く来たので、店とかは開店しておらず、灯台と海みたら、とくにやることは無いので、帰ることにした。帰りは東関東自動車道で、ビュンと。
途中180度パノラマが見られるパーキングエリアという、佐原PAが見えたので、180度パノラマという言葉につられて寄ってみたが、とくにトイレ以外は何もないPAだ。自販機はあった気がする。
夜来てみたら、道路の光が綺麗かもしれないとおもって、撮影候補にしようかと思ったけれど、よく考えたら田んぼばかりで、夜景にもなんないなと思って諦めた。
東関東自動車道は初めて通ったんだけど、途中成田空港近くを通過するとき、いきなり轟音が車に響き、ついにエンジンがダメに成ったか…と思ったら、すぐ真上を飛行機が飛んでいて、テンション揚がった。
あとで地図を見てみると、ちょうど高速道の真上を飛行場の進入灯が通っていて、これまたテンション揚がった。今度の目的地は羽田空港だ。羽田空港で、飛行機の写真でも撮ってこよう。
GC8で高速乗ってみたけど、前のオーナーがETCつけていたので、ありがたい。
100km/hだすと、さすがに5速で3000回転近く回ってしまうので、6速目が欲しいけど、それはそれで調子乗って捕まるのも嫌なので、これくらいでちょうどいい。
マニュアル操作も、ちょっとずつ慣れてきた。
あとは、低速走行、車庫入れとかスムーズにできたらいいな。
あとカーナビは、走りやすい道優先ルートとか、そういうルート選択も作ってくださいお願いします。
知らないみちで、30キロ制限の商店街コースとか、信号の先踏切の先信号みたいなのとか、すれ違い出来ませんみたいの。そういうのやめてくださいほんと。