2017年11月11日土曜日

超高級ストップウォッチ買った SVAE301

ストップウォッチってのは良いものです。
手のひらに収まるサイズがなんとも手乗り文鳥らしく可愛らしい。ずっと握っていたくなります。
機能は専ら時間を計ることに特化しているところが潔い。
スポーツ関係者はもちろん必須のアイテムですが、別にそこまで使い込むわけじゃないけど一応持っていたいっていうファンは多いのでは?多いと思う。多いに違いない。
スマホやデジタル時計に当たり前のようについている機能だが、専用機だからこその魅力がストップウォッチにはあるのです……。



仕事じゃないけど、動画を作る機会が度々あり、その時はかなり使います。予め何分と時間が決まっているのなら、それに合うようセリフやナレーションの時間を数えたりするし、撮影の時は、カメラを何秒で動かすとかの目安になります。

動画は1カットという1つの動画が再生して止まるまでの最小単位があり、これは場合によってはすごい短いものです。数十秒、数秒とかで、1.5秒とか百ミリ秒で数えたりする。だから、コンテを作ってる間はめちゃくちゃストップウォッチを押しまくるんです。

そしたら千円くらいで買ったストップウォッチのボタンが壊れてしまった。
チャタリングがひどくなり強く押し込まないと反応しなくなった。接点悪いんかと思って、接点復活スプレーをぶち込んだら、液晶もろとも反応なくなり、昇天した。接点復活スプレーを使う時はあくまで接点部分にだけ吹きかけなくてはいけない(戒め)。
っていうかこの場合壊れたというより壊したのか?
しかもこれが一台目ではない…。やすいのはやはり悪かろうなのだ。

そこで、念願(?)の一生ものストップウォッチを考えた!



中二だったらアナログストップウォッチですよね。


そういえばセイコーでアナログモデルあったなぁ、小中学校の時あれ使ったっけなぁって思い出したけど、数秒の計時を何回も繰り返すには、針がリセットされるのを毎回待たされるのはあまりにもじれったいので却下。

ストップウォッチはピンキリですが、実はこれだけ買っとけばいいっていうものがあるんですね。

それがセイコーストップウォッチ。

その知名度は素晴らしいもので、競技関係はもちろん、教育機関や報道機関、研究所や建設現場など様々な業界に浸透しているストップウォッチ。名前の通り数々の歴史的瞬間を、腕時計よりも多く目の当たりにしてきたウォッチに違いない。
値段が高いという欠点を除けば、非の打ち所がない、最終にして原初のストップウォッチです。

ちゃんとしたものを長く使いたいという人には、これ以上のものはない。

セイコーのスタンダードモデルは現行ソーラーバッテリーになっており、電池交換不要というのが売りですが、はっきりいってソーラーバッテリーには興味ありません。スタンダードモデルの割に値段も張っていて、かといって機能が充実しているかというとそうでもなさそうです。旧モデルは手頃な価格が魅力だったのに…という不満を持つ人もいるでしょう。

意外と計時だけしているわけではない人にとっては、ソーラーバッテリーよりもタイマー機能とかアラームのほうが欲しかったりするものです。電池式といったって、数年は交換不要だと考えれば、5年後あるかわからない太陽の光よりも、国産の電池のほうが信頼性があります。



そこで一ヶ月ほど検討を重ねた結果、国民的スタンダードストップウォッチの選定が決まりました!
私がおすすめするのは、セイコーストップウォッチ SVAE301です!!

ソフトケース付きってのが、セイコーらしい。
ストップウォッチを探していた時感じたのが、ストップウォッチのレビュー少な!!って思ったんですね。これは自分がレビュー書くしかないなと思いながら価格帯とか比較していくうちに、このSVAE301はかなり大穴だと思ったんですよ。

セイコーのスタンダードモデルから更に700~900円くらい出すだけで、ダブルインターバルタイマーとアラーム機能がついて、更にバックライトがついてくるんですよ。ソーラーバッテリーはないけどね。これは、かなりすごいやつです。

特にバックライト機能はいいですね。せっかく優れたストップウォッチでも、暗闇になればG-SHOCKのストップウォッチ機能よりも扱いづらいものになります。動画製作もフィールドで使うこともあるし、そもそもこういう液晶表示系にはバックライトは標準機能としてあるべきです。

で、どれだけこのSVAE301が優れているのかをべた褒めする最初のレビューとして、まずバックライトがどんな感じで光るのか気になりますよね?
はい、左下の白いボタンを押すと3秒くらい光ります。

LEDにしてはかなり均一な照らし方でとても品が良い
バックライトをつけるには左下の白いボタンを押すだけで、連動とかはありませんが、それくらいのほうが無駄な電力消費が無くて好印象です。でも、なぜバックライトのボタンだけ白いのか気になりますよね?そういう質問もっとしてくれると先生よろこびますよ。

なんとこのボタンだけ蓄光塗料が含まれてます!

肉眼で見るとかなり暗め。戦場でナイトビジョンの標的にならないように、最低限の照度を確保する設計になっていると思われる。
こういうとこポイント高いです。ここが光ってるってことで、初めて夜に使う人でも、ああここ押せばいいのかとわかりますし、完全に暗闇になれば何処にストップウォッチがあるのかすぐわかります。

要であるボタンの押し心地はクリック感がとても小気味よく、5000兆回押せます。スマホのストップウォッチ機能でタップするのとは訳が違い、押したことでちゃんと計時を行っていることが画面を見ずとも明らかです。
旧モデルと比較すると、押した時のクリック音が静かです。静寂な場所でもガンガン使えます。もちろん操作音ON/OFF切替可です。

メインのストップウォッチ機能は、セイコーおなじみの機能なのでコメント特にないです。普通です。


いかがでしたでしょうか?SVAE301、いいなぁって思ったんではないですか?買うかはともかく。僕としては、セイコーのスタンダードモデルよりも、このイルミネーティングライトモデルを個人的スタンダードモデルとして推薦致します。

次回は、日常で使えるストップウォッチ集を紹介します(するとは言ってない)。



ここで登場したストップウォッチ一覧


最初に使っていたシチズンのストップウォッチ。
機能は満足だが、ボタンを押すたびにボタンの押し心地が劣化していくのがはっきりわかり、最後はチャタリングを迎えた。
あと、メモリー機能はないよりあったほうがいい。


セイコーのスタンダードモデル
ソーラーバッテリーで電池交換が不要になっている。
時計機能はあるけど、アラームとかタイマー機能がないので、タイマーもほしいという人はインターバルタイマーモデルがおすすめ(インターバルタイマーモデルを選択してもアラーム機能はついてこないぞ!)。


ここで紹介しているストップウォッチ。根強いファンが多い(未調査)。