2016年12月31日土曜日

2016年 写真総まとめ

年末をいかがお過ごしでしょうか。
今思うと一年ってあっというまですねぇ、と思いますが、なんかイベントとか思い出して、あーあれ去年のやつって言ったら、今年行ったでしょ!(怒)と言われたり、時間の流れ方というのは曖昧なものだと感じます(棒)。

今年一年の写真を下記のフォルダで紹介してます。

2016MyPhotos

厳選した写真ばかりですので、ぜひ御覧ください。

上の写真は、画像編集ソフトとかで色味とかをいい感じに調整してから投稿してるのですが、これから紹介する写真はそのまま撮って出しの写真です。「意外と地味だな…」と思うかもしれませんが、素の状態はこんなもんなんですよってのを知ることができれば幸いです。
では、投稿しようかと思ったけど、投稿しなかった写真たちを御覧ください。

1.筑波スカイラインから見えるスカイツリー
もはや爪楊枝ですが、電波塔としては直線距離で見えていれば意味があるんでしょうね。
もうちょっと空気が澄んでいたらきれいなんでしょうけれど、思ったより遠すぎて構図が漠然としてしまったのでボツとなりました。
関連写真→筑波スカイラインからの田園風景

2.東京証券取引所の液晶ディスプレイ
ちょっとぶれてるんですけど、液晶ディスプレイと壁の明るさのコントラスト(?)、孤立感みたいなのがいいなと思いました。
照明の色味や、空調のダクトみたいな縦縞模様がいい感じです。
関連写真→東証Arrows

3.鉄塔
山登りに出かけると、時々鉄塔の下をくぐれるときがあります。ラッキーポイントです。
ここを真上から撮ると、あまりにも出来すぎた幾何学模様を撮影することが出来るので好きです。
これは鉄塔の中でもレベルの強いやつで、碍子の大きさがポイントです。
4.歩道橋の標示
千葉県市川市あたりで、外環の延伸工事をしていたときに、田尻あたりの建設中のジャンクション(高谷JCT仮称)を撮影しに行ったとき、そこの近くにあった歩道橋の写真です。
ナトリウム灯の明かりと、手すりの影、そして影で出来た枠にピッタリ収まる「自転車」の文字にぐっと来ましたね。
関連写真→高谷JCT(仮称)その1

5.高谷ジャンクション(仮称)
で、例の高谷ジャンクション(仮称)です。ここは完成したらとてもいい撮影スポットになりそうですね。
とってもゴージャスです。
ここはとてもいいアングルがたくさんあって、これもいい写真だなと思ったんですが、たくさんいい写真が撮れて、選ぶ段階でパスした写真です。
関連写真→高谷JCT(仮称)その2

6.海ほたる
ここは夕方に撮影したら、空のグラデーションと海も写ってきれいだろうなぁとちょっと後悔。
こんど夕方狙って行こうと思ったきり、これ一回だけになりました。今は、青梅に引っ越したのでしばらく行くことは無いでしょう。
ちなみに、お正月はここで初日の出を見るために超混雑するとか…。想像しただけでぞっとする…。

7.北千住駅
駅の風景を撮影するだけで、新海誠監督を思い出します。
最近は、年末年始も映画館で「君の名は」をみたいなかんじでCMやってますよね。
実家の大画面液晶でCM見ただけで、えっこんな綺麗だったんかと目を見張るくらいですから、劇場で見ると圧倒されるわけです。

これはエレベーター乗ったたときに、枠がエレベーターに沿って斜めに走ってるんですが、それがちょうど駅のホームを見ると、斜めの額に収まってる感じで、現代的でいいなとおもって、戻ってまで撮影したんですが、いざ家のパソコンで見るとコレジャナイ感があって、まぁ毎度のことなんですが。
8.有明ジャンクション
ジャンクション写真では珍しい夕景の写真です。
シルエットだと建造物の造形が見えなくなっちゃうのちょっと嫌なんですが、都会の夕暮れって感じがとてもダイナミックです。
関連写真→有明ジャンクション


9.あじさい屋敷(服部農園)のあじさい
千葉県茂原市にある、服部農園のあじさいです。
ここに来てびっくりしたのは、あじさいの種類ってたくさんあるんだと感心しました。
今日改めて写真を振り返ると、あじさいって女の子のぱんつみたいだなと大発見しちゃいました。
ちなみにこのあじさいは総レースにフリルのアクセントをあしらったライトグレーのぱんつです。
あなたもこれからあじさいを見ると、ぱんつを思い出すようになりますよ?

関連写真→服部農園のあじさい
このぱんt…、あじさいはみんなだいすき真っ白な生地に青いリボンを付けたぱんつで、ぜひボーイッシュな女の子に穿いて欲しいぱんつになります。
10.犬吠崎で見る星景
千葉はなににおいても中途半端な街ですが、星も中途半端にきれいに見えます。
灯台の近くで光害がまずいんじゃないかと思いますが、けっこうきれいに写ってくれました。
むしろ付近の旅館の照明が残念で、写真右下あたりが赤くなってるのがわかると思います。

夜の海は黒い水が押し寄せるところがなんとも言えない不安を誘いますが、とても穏やかな気分にもさせてくれますね。
僕としては、手すりが街灯の光で星みたいに輝いているところが+1ポイントです。
関連写真→犬吠埼の星景
11.奥多摩湖ロープウェイ
東京都青梅市に引っ越し(晴れて都民である)して、地元友人から「奥多摩はいいぞ」と言われ、ドライブしたらどこも素敵なドライブコースで、あぁこれはいいなと思いました。
登山もすぐいけますし、電車は本数は少ないですがアクセスよしです。自然を楽しみたい人にはいい場所ですね。
いつか、廃墟探索しようと思いつつも、法的な拘束を思い出し、ちょっと腰が引けるものです。
こういうのは、先駆者のお世話になりたいところですが、前職の関連会社にマニアがいたのに、残念なことをしてしまいました。

ここは道路からすぐアクセスできるので、ちょっと見てきました。自然に溶け込んだ退廃的な建物っていうのは、見ていて心が揺れますね。タイムスリップ?とも違うような、今いる時間を狂わす不思議な空間です。
こんなとこに建物作るか!?みたいな廃墟があれば、こっそり行ってみたいものです。

ここまでお付き合いありがとうございました。
一年とった写真を振り返ると、今年もいろんなとこ行ったなーって思う反面、まだまだ行けてないとこたくさんあるなとも感じます。
来年はあれとこれは撮りたいな!!っていうのはいろいろ考えはあるので、来年も是非写真を見てくれれば、モチベーション上がりますし、どんどんいい写真とりますので、これからもよろしくお願いいたします。

では、よいお年を。


2016年12月26日月曜日

GRB カーナビ交換要領 悩めるリアビューカメラ

GRBを買って一番最初にやったことは、ビルトインナビの交換を行った。
カーナビは結構高価な買い物だ。お金使い尽くした所あるので、できるだけ低コストで抑えたい。
車内でテレビは見ないので、フルセグは必要ない。音楽が聴ければ充分。DVDも見ないが、多分どのナビ買ってもついてくるだろう。
2015年からFM多重放送を使用したVICS WIDEが始まっているので、せっかく新しいナビをつけるのだから、ぜひ導入したい。
結果、以下のKENWOODの彩速ナビに決まった。

ケンウッド(KENWOOD) カーナビ 彩速ナビ MDV-L403


これの良いところは、とにかく安い。4万円台でビルトインナビが導入できる。取り付けに必要なほとんどの部品が揃ってだ。
KENWOODといえば、音楽再生の機能群だが、このナビにも一応KENWOODらさしのある機能があって、リスニングポジションの調整やノイズの多い車内でも明瞭に音楽を楽しめるサウンドライザー。ほかにも、車速に応じてボリュームを調整してくれる機能もついてるので、不満の付け所がない。
この価格帯からVICS WIDEに対応しているのもうれしい。VICS WIDEの機能については公式サイトでの説明で省略するが、従来のようなVICSの受信機を購入する必要がなく、付属のFMラジオ用フィルムアンテナ1枚を貼り付けるだけで受信できるのは、拍子抜けするくらい簡単だ。

一つ不満を上げるとすれば、案内の声があんまりかわいくない。録音レベルがバラバラで、「市役所前を!!!右です(ボソッ」みたいなことがあり、怒ってんのかこいつって思う時がある。分岐に差し掛かると、「ベンベン」という洒落っ気のない効果音で案内するところが惜しい。
一つじゃなかったなごめん。


既設ナビはパナ製のStrada。見た目は普通だが、電源を入れるとセガサターン並の解像度でため息が出る。
ぜひ気力のある人は、自分でビルトインナビを交換してみてほしい。想像以上の簡単さにびっくりするし、あの工賃を思うとすごい得した気になる。ついでに、配線の取り回しを丁寧に処理すると、自分でやってよかったと思うぞ。

むしろ取り付けより、取り外しが大変だった。上記のナビはこれを外して終わりではない。
フィルムアンテナ(フロントガラスに4つも貼ってある!)、GPS、VICS受信機はもちろんのこと、なんと助手席下にはフルセグチューナー、ビデオセレクター、電源ユニットが隠してあり、更にそれらを接続する大量のケーブル群、悪しきアイヒョーン製品を接続するためのケーブルを外すと、7キロほどのガラクタが出てくる。新しいナビは一体型なので重量3キロほど。ナビ交換だけで、4キロの軽量化ができるのだ。

問題となるのは、リアビューカメラの接続方法だ。
①リアビューカメラの電源をカーナビから供給してる
②リアビューカメラの電源がリバース信号からとってる
③リアビューカメラの電源がACC電源につながってあって、リバース信号を受けて起動する
とかいろいろある。他にもいろいろな方法があって、嫌がらせだと思う。
ACC電源にバッ直で、バックして無くてもずっとカメラONっていうのもある。やりたい放題だ。

事前に調査してみたところ、幸いにも車体側からのリバース信号の電源でもってカメラONして、カーナビ側にはビデオ信号のみというとても潔い配線だったから、コネクタの交換だけで済んで本当に良かった。こればっかりは開けてみないとわからないところが多い。

←既設パナ 新設ケンウッド→
どちらも純正カメラを接続するために、電源端子、リバース信号とかを出力できるようにピンがたくさんあるが、実際使うのはビデオ信号の2本のみ。

ピン配列は謎だ。取説に他社製品接続時のピン配列についてなんて内容は無い。本来ならば、メーカーが変わるのであれば純正のリアビューカメラに交換するのが正規の方法だからだ。
しかし世の中には良い製品がありまして、変換用のコネクタケーブルがアマゾンで購入できる。今回自分はこのコネクタを使用しました。


これを使えば、コネクタと配線はもう接続されているので、あとはRCAコネクタを切り取り、既設のケーブルと繋ぎ変えればOK。
この製品は、各メーカー用のケーブルが出てるはずなので、取り付けるメーカーにあったものを探す必要がある。

もしピン配列を知りたいという人がいるのならばこちらのサイトにアクセスすると、何か情報が見つかるかもしれない。
カーナビを付け替えるといって、リアビューカメラも付け替えるとか始めると、泥沼にはまってしまう。できるだけカメラは既設のものを使いたいところだ。


うまく行けば一発で正常起動しますよ。
前のナビに比べると、高精細さに感動します。音もいいですね、DSPの技術が成長したのでしょう。フルセグは見れないですが、ワンセグは一応見れます。まぁ、画質は目をつぶれば問題ないレベル。

その他使用した工具は以下のとおりです。ご参考に。


これを使用して既設配線と繋ぎ変えます。各車両メーカーにあったハーネスを選んでください。

マイナスドライバーで内張りを剥がしたら傷が…なんてことからはおさらばです。後悔する前に買っておきましょう。150円で4種類の工具が入ってる激安商品ですが、製品に問題はありません。

配線の結束に使用しました。 通常のビニテと違い、糊残りが少ないとのことです。まぁ外すこと考えなければ、普通のビニテで問題ないと思いますが。
ビビリ、キシミ音などのノイズを防ぐために、コネクタやカーナビと内装との取り合いなどの部分に巻きます。
取り付け終わって走り出したら変な音するとか嫌ですからね。
やるならここまでやっておきたいですね。

2016年12月5日月曜日

インプレッサ GRB買った。

インプレッサ WRX(GC8)からインプレッサWRX STI(GRB)へ乗り換えたのは、8月下旬のことで、あれからしばらくたった。どんな車なのかすこしわかってきたので、そろそろ記事として書いてもいいと思う。
ただ、発売から9年たったモデルなので、今更感あるけどね。

そもそも、なぜ乗り換えをしようと考えたのかというと、経年劣化がひどくなったからだ。エンジンだけ丈夫なGC8は、18年という月日を経て、パッキン類やプラスチックの劣化が進行し、その度にちょっと修理をしたり、高圧洗浄でごまかしたりしていたが、ある日高速道路を走ってたら、タイヤハウスカバーが外れてしまい、「もう乗り換えようかな」とふと思いつき、軽い気持ちでネットで車探してたら、近くのいいとこに手頃な値段のGRBがあったので、店行ったら即決してしまったってのが主な経緯。

GRBは、歴代インプレッサの仲間はずれ車種で、ハッチバックなところで人気が今ひとつだ。そのせいか、同時期に発売されているセダンタイプのGVBと比べると中古価格に差がある。私もインプレッサといったらセダンだろうという気持ちがあったから、GRBに少し引け目を感じていたところは正直あった。

しかし、ハッチバックという実用性(引越のときは役立った)、GVBに羽をつけていかにも速そうっていうわけでもなく、至って「普通の車」に見えるのにめちゃくちゃ速いっていうギャップがとても気にいったし、スバル最後の生粋のラリーカーには是非乗っておきたい。
インプレッサWRXはこれが最後となって、次の車両はWRXという車種名になり、ファミリーカーとしてのインプレッサと、EJ20エンジンを引き継いだ、スポーツカーとしてのWRXは完全に違う乗り物となる。


最後は涙の雨、感動のお別れだった!!


上の写真は、GC8最後のドライブとなった8月27日、28日に群馬で行われたモントレーつま恋という全日本ラリー選手権の観戦に行ったときの写真。
モントレーつま恋では、未だにGC8が現役で参戦しているのを見て、ちゃんと整備すればまだまだ走れるんだなとかしみじみ思いつつ、結局二日間雨がやむことはなかった。

日曜日の帰路、ついに本当の最後になった。一緒に観戦していた友人を家まで送り届け、一人になって外環を走っていた時に、急に雨が降り出したと思ったら、ものすごい土砂降りになって、こんなの前みえねぇよーとか目を凝らしてたら、目の前に打ち上げ花火が上がって、うわーすげー感動的!!って思ってたら、ちょうどAimerの「夜行列車~nothing  to lose ~」が流れ出してね、連日動きっぱなしで疲れが溜まってよくわかんなくなって、涙腺が保たなかったよ。
ラストランを終えた夜行列車が終点についたときには、雨はすっかり上がっていて、路面は乾いていたから不思議だったなぁ。だから、最後のラストランはすごい思い出に残る出来事となった。


GRBの第一印象、「重い!」


僕が買ったGRBは初期型の発売されて間もないタイプの車両で、違いはフロントバンパーのデザインが変わってるのですぐわかる。STIのダンパーキットが装着されているので、若干車高が低くなってる、これがすごいいい感じで、カーブを曲がってる時に路面に吸い付いてる感じがして、不安なくカーブを曲がれる。ほとんど手が加えられてなく、どノーマルなのが逆に珍しい。
走行距離がけっこういってるから、他の中古とくらべて価格が安かったのも背中を押した。購入後、改めてトヨタアクアとかの値段を見たらほぼ同じくらいだったんで、なんで9年前の車に二百何十万も使ったんだと醒めたりもしたけどね。


これだけ進化してるんだ、走り出しもすごいのだろうと思ったら、以外にも超低速のトルクが、薄いと言われていたGC8よりも薄く、いつもの感覚で発進しようとするとエンストしそうになってびっくり。発進のときは、クラッチをつなぎつつアクセルを踏み足さないといけないので、半クラの時間が前よりも長くなってしまい、これは慣れなんだろうけれど、感覚がけっこう違って戸惑った。今でもまだなれない。ただ、半クラの領域がすごい広いので、坂道は発進しやすい。
この発進時の重たさが、車の重たさに感じてしまい(実際重くはなってる)、扱いづらい車だなと思った。走り出すと、すごいいいんだけど。

当然の事だが、やっぱり走るためにある車であって、けっして渋滞路を走る乗り物じゃない。当たり前のことに気づいたのは、先日、星を見に銚子まで下道でドライブした時のことだ。


普段、千葉県松戸市街の道路拡張する気も、都市計画もない道路を渋滞に巻き込まれながら走ってると気づかないが、走り出した後はとても気持ち良い。サスペンションはスポーツカーらしく、しっかり振動を受けるので、路面の状況がハンドルによく伝わる。しかし、乗ってて辛いということではなくて、安心する振動だ。
低速からの立ち上がりは、同じEJ20とは思えないほど力強く、低速回転からアクセルを踏み込めば、エンジンが唸りだす。ターボを使う機会がほとんど減るほどだ。

車通りの少ない銚子の道をはしってると、ようやく車の音にゆっくり耳を傾けることができる。排気音からは昔のボクサーサウンドはすっかり失われ、コトコトと静かなエンジン音がするだけだ。それに対し走り出すと聞こえてくるのは、ミッションの機械音。シフトを変える度に、カタンコトンと音がし、クラッチを繋げるとモーターのような歯車の音が聞こえる。露骨に機械音の響くこの車は、まったく男しか好きにならない車だと思った。
ほとんど使われないきれいな助手席と、使用感のある運転席は、スバルとレカロが共同開発した、インプレッサ用のレカロシートが付いている。まさに籠の様になっていて、包まれてる感じがとても良い。職場の椅子や家の椅子、どの椅子よりも良いものが車に装着されているというのは、なんとも贅沢な特等席だ。


闇夜に光る赤い光で灯されたメーターを見ると、改めて普通車とは違う、ラリーで戦う車なんだと実感する。この車で旅に出かけられることに喜びを感じるし、なんといっても絶大な信頼を持って運転することができる。これからこの車で旅が始まると思うと、とてもわくわくする。

この車にとっては9年だが、自分にとってはまだ3ヶ月。ODOメーターを見たら、1000キロちょっとしか増えてなかった。この3ヶ月はいろいろ忙しくて、全然乗れてなかった。
なぜ忙しかったかについては、後々ここで書くかもしれない。



展望室の鍵札つけた。これでこの車は展望室へつながる魔法の乗り物だ。この鍵でエンジンをかけ、ハンドル握って走り出せば、それはもう無限の展望室への道が広がる。
これから、どんな景色が見られるだろうか。

2016年9月15日木曜日

君の名は。は、大好きな人の名前を叫びたくなる、清々しい映画だ!

まぁ、好きな人とかいないんですけどね。


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まだ未視聴の方のために、なるべくストーリーに関わる話題は、書いてないつもりですが、気になる方はご覧にならないよう......。


新海誠映画ってだけで、あー鬱になりそ...って思ってたんだけど、思ったより苦しくなかったよね。
よくある青春ストーリーかとじゃなくて、最後に都会の砂漠で暮らす社会人たちにも救済の手が差し伸べられてあって、あーよかったこういうのが全年齢対象の角の立たないアニメだと逆手のひら返しだったね。

とにかく人気がすごい。
土日の様子はある程度伺ってたので、うまく平日日中、一番空いてそうな時間にした。
新海誠といえば、一度見たら現実に戻れなくなる背景の美しさだ。これを存分に楽しむには、イオンシネマのウルティラがいいに違いないってことで、イオンシネマ幕張新都心に行った。
前日の予約状況から、特等席を予約し、あ、これ余裕じゃんさすが平日昼間、と思ったらどっこい。


「まもなく、大好評、君の名は。の開場が始まります。
開場始まりますと、フード・ドリンク窓口大変混みあいます。
フード・ドリンク類ご注文される方は、今から窓口にお並びいただくようお願いします。」

なんてアナウンスが始まって、「えー異例」。


ちなみに僕は紅茶が好きなので、スコーンと紅茶のセットをね......。あと、昼だからCM始まる前に、ホットドッグを...。


           ___
       /      \
      /ノ  \   u. \   あれ?人多くね?
    / (●)  (●)    \ 
    |   (__人__)    u.   | 
     \ u.` ⌒´      /
    ノ           \
  /´               ヽ


  ――おー......平日昼間じゃねぇなこれ...


なんだよなんだよ、カップルは予め予想してたよ、隣のおっさん今日仕事どうしたんだよ...、女子高生は学校行きなさい。子どもとか夫送り出したあとに集まった若奥様方が楽しそう。

※イメージ
色がヤバイ感じになっちゃったけれど、こんな感じだった。
イオンシネマ幕張新都心の8番スクリーンだったら、後ろが絶対おすすめ、首の角度がちょうどいい感じ。


東宝のロゴが始まって、場面が展開した瞬間でほぼ逝きかけました。
   
      ふつくしい......

ウルティラにしてよかったという、あまりにも当然すぎるグッドチョイスに感心しつつ、こんな劇場を作ってくれてただ感謝っ......!
なんというか、登山してて山頂で絶景に出会えたときのような、生きててよかった、人間が地球に生まれたことに、改めて感謝する瞬間みたいなのが自然風景にはあると思うんだけど、そういうのを見たときのような清々しい気分にしてくれる。


ストーリーはとにかく、楽しい。見てないなら、軽い気持ちで楽しんでほしい。
小学生の男の子たちで見に行ったら、隣のマジメ君の顔色伺ってちょっかい出したくなるシーンとかたくさんあって楽しいし、水前寺邦博君みたいな友達と一緒になんか大人に逆らってみたいみたいな感じがある人には絶対楽しめるし、楽しい。
ファンタジーだが、疑似科学任せではなく、日本人によく馴染みのある文化を活かしたストーリーがより一層、二人の関係を神秘的で、次の瞬間には消えてしまいそうな儚さをよく出していると思う。最後はそういう若い頃とか忘れて、都会の日常に消えてなくなるところとか、うまく視聴者を現実へ送り返している。あれがなければ、帰れなくなってた。

カップルとは行かないほうがいい。僕が女子だったら、絶対今の彼氏より立花くんを好きになっちゃうもん。絶対、離れ離れになっても見つけてくれそうだし。


僕みたいに、新海誠と聞くだけで震えてくる人でも、おすすめできる作品になってる。
迷ってる人は是非、息を呑む画質の映画館で見てほしい。



2016年3月1日火曜日

水戸にガルパン4DXを見に行って、大洗にも行った。(弱ネタバレ)

シネプレックス水戸でやってるガールズアンドパンツァー劇場版4DX、これの日曜朝9:00~のが予約できたので、行ってきたぞ。
せっかく、聖地のそばまで来たのだから、ちょっと大洗も見てきた。そこは、アニメと現実が融合した世界、大洗の市民に受け入れられた許された場所だった!!

朝9:00の公開なんで千葉からだったら、7:00頃に出発すればつく距離なんですけど、友人がこのタイミングで神奈川に引っ越しになったんで、前日に水戸のビジホに泊まろうということになった。残念なことに、土曜日は友人が引っ越しの日、自分は出勤日で余裕がなかったんで、それぞれ土曜日の「やること」が終わった時点で、水戸に行こうということになった。

車内のBGMはガルパン劇場版OST!!水戸へパンツァー(自動車)フォー!!

宿泊したのはホテルアークビジネスってとこ。水戸駅からはちょっと歩くけれど、車なんで問題ない。
夜遅くにチェックインして朝すぐ出るんで、そんないいとこじゃなくていいだろうってことで、安いとこ狙って行ったんだけど、これがまた以外にいいとこだったんだ。

朝に撮影したホテルの外観。駐車場は満車で、部屋も満室だった。土日の水戸はホテルが不足する!
ここのホテルはフロントの隣に、ビアレストランが併設されているんだが、食事がおいしい。特に茨城県産美明豚を使った料理がもうおいしくて、仕事帰りでそのまま直行してげっそりした顔がウソのようにホクホク顔になる。ビールに凄い合う味だから、ラストオーダー40分前くらいに入店したんだけど、ジョッキ2杯飲んでしまって、すごい一時の幸せを感じた。刹那主義には賛同できないな。

鉄板で超アツアツのままなんで、ここにタレをかけて頂く!ひとくち食べてビール、ひとくち食べてまたビール。
店員さんと話していると、やはりガルパンの話になるのは、さすが地元なのか知名度の高さが伺える。
このホテルにもガルパン目当てで来ている人とかが来てるみたいで、フロントにはガルパンにちなんだ模型が飾ってあった。お客さんが好意でおいてったらしい(ホテルが好意で飾ってるらしい)。大洗ならともかく、水戸。しかも普通のビジホでこういうガルパン関連が見れるっていうのは、なんかこそばゆい気分になるね。


冷泉さんの履帯が切れる勢いのドラテクの中、穏やかな表情のキャラたち。ホテルロビー脇に飾ってある。

朝飯がついてくる。和か洋食が選べるけれど、和食だとおいしい水戸納豆ついてくるからおすすめ。

値段以上のサービスが返ってきて、個人的には大満足。穴場な感じで良かった。



肝心の4DXの話だけど、圧倒的新技術の新潮に前半は終始にやけ顔のまま口が閉じれなかった。本編開始前に4DXのイントロダクションみたいのが始まるんだけど、めっちゃイス動くわ、風吹いてくるわ、背中叩かれるわでもう想像以上のことばかりでもう笑うしか無いよね。

砲撃のシーンでブロアーを顔に当てられたようになるんだけど、口元に持ってきたポップコーンが勝手に口にシュポッて入った時は一人で笑ってましたね。まぁいつも一人で笑ってるんですけど。
ちなみに、ポップコーンはダー様のポップコーンセットを買いました。劇場で食べました。大丈夫です。4DXでも食べれます。ただ、常にポップコーンの匂いを漂わせていると、大事なシーンで素敵イベントを逃すかも?しれません...。ダー様が紅茶飲んでるシーンになると、つい自分もコップに手が行くのは、あくびが伝染るのと同じ現象かもしれません。


ガルパンって風を表現するシーンが終始出てくるんだけど、ここでふっと劇場内に風が吹くんですよ。これがなんか凄い情緒的で、良かったですね。今も思い出すと頭のなかでスナフキンが髪を揺らしながら笑っています。
三人称視点で鳥瞰シーンの浮遊感とか、一人称で戦車に乗ってるシーンとかの動きがとてもマッチしていて、正直普通に見るより疲れるんですけど、ただ座って見てる時に比べてかなり頭をかき回されて半分イッてました。

撤退戦はかなりアツかったです。圧倒的火力で追い詰められて、戦車内がもみくちゃになるところとか、こっちもめちゃくちゃにされて、絶望感がすごいです。
プラウダ高校の撤退戦はさらにその上をいってます。僕のお気に入りシーンなんですが、何度見てもジーンとくるんです。ここの4DXの効果がすごい良かったですね。

三人称視点なのになんでこっちも戦車の動きで揺れるの?とかそういうのはありますけれど、観客は時に一人称でありながら、複数の視点を持つ神のような立場と考えれば納得いきます。

僕の判断ミスなんですが、最前列にしたのはちょっと失敗でした。水戸4DXはスクリーンが結構近くに来てるんで、最前列だと見上げる感じになるので疲れます。
4DX童貞で身構えたせいか、テクニカルな面に気を取られてしまいがちだったので、もし次行く機会があれば、何も考えずに映画に没入したいなと次行く目的ができました。
そんなこと言って、何回も劇場に行くことになるんですね...。

4DXを見るときは、深くは考えないことです

大洗はいいところでした。
2016年3月21日まで水戸・大洗スタンプラリーってのをやってますんで、4DX見たらその足で大洗も行ってみるのをおすすめします。

ただ、半日で回るには時間があまりにも足りないですね。
劇場版の舞台にもなったホテルとかで一泊すると、ガルパン成分を補給できる垂涎のホテルです。夏とかイベントの日を狙って予約してみましょうかね...。

財布の紐をちゃんと結んでいないと、火力優勢ドクトリンのごとく金が飛んでいきます。
だけど、今しか買えない物もあると思うんですよ。人生には大切な時が何度か訪れるそうですが、今がその時なのです。トゥータ!!

干し芋は手の届くとこに置いとくと、ずっと食べてしまうような味です。
給油口ステッカーはちゃんと給油口に貼りましょうかね...。

夕飯はあんこう鍋食べました。あそこの、神磯鳥居が窓から見えるところです。


これはめっちゃ寒い日の夜に生徒会室にこたつおいて食べたくなる味です。
ただ、もっとあんこう食べたかったのに、アンコウスクナメハクサイマシマシカラメ。白菜でお腹いっぱい。時期や仕入れ量であんこうの量は変わるんでしょうけれど、もっとあんこう食べたいぞー!!


大洗。埼玉県久喜市や金沢市の湯涌温泉に並ぶ伝説の街になりましたね。
ガルパン劇場版も歴史に残るヒット作でしょう。劇場版見終わった後は、心に砲弾が突き抜けてぽっかり穴が空いたような虚無感に襲われ、ガルパンでも難民申請できるのか問い合わせをしようかと考えたりもしますが、逆にこのきらびやかなまま引いてもいいのではないかとも思ったりもします。
でも、みほが黒森峰から暗黒面に落ちるストーリーとかも見てみたいですよね。スターウォーズ的な順番で。

ここまでいろいろ感想を書いてきたわけでありますが、正直書ききれない感動がガルパンには詰まってます。戦車道は人生ですね。だけど、今まで書いてきたどんな言葉をもうわまわる素晴らしい一言で、ここまで書いてきたことは片付けることが出来ます。


―ガルパンはいいぞ。


2016年1月26日火曜日

東京証券取引所に見学しに行った

東京証券取引所と言ったら、やっぱりテレビとかで流れる会社の名前と株価がクルクル回るところが印象的だ。ガラスとかふんだんにあしらって近代的なデザインで、なんかかっこいい。
一度行ってみたい。



調べてみると、土日祝祭日を除く平日であれば、9:00~16:00の間で自由に見学できるのだ。見学は無料で意外と門戸が広い。


え?この正面から入るの?警備員に止められそうなんだけど、スーツ着てこればよかったかな...。


っておそるおそる近づいたら、見学者用の入り口は正面玄関じゃなくて、この建物のだいたい裏側にある。そんな大きい建物ではないので、一周してみると正面の威圧感とは違ったお気軽にどうぞみたいなポップな看板のある玄関を見つければ、そこから入れる。

一応、手荷物検査と金探の検査があるので、不要なものは持って行かないほうがいいだろう。
ついに、東証の内部に入った。この建物に本当にあの「ガラスの筒」があるのか...???

A RE JA NE ...!?

オホホwwwww回ってるwwwwwwwww
やっと会えたね、知らないとこなのになんだろうとても懐かしいみたいな感情がこみ上げてきて思わずにやける。

めっちゃカッコイイでしょ?

じゃーん!!!これが東京証券取引所 東証アローズだ!
東証の最大の目玉というべきこれがマーケット・センター。このガラスのシリンダーは直径17メートルあって、ここの人たちが取引が適正に行われているかチェックしている。




過去の立会場であった場所は、とても広々とした空間になっている。壁伝いにあるガラス張りのところは見学回廊になっていて、東証アローズを一周することができる。これ、本当に無料でいいのか...?手前の広場はオープンプラットフォームという場所で、ちょうどこの裏側に大きなグラフィックパネルがある(次の写真)。

マーケットセンターに表示されている情報とほぼおなじものなので、目が悪くてもここなら近づいて見れる。

ちょうどこの日は買いの流れだったので真っ赤になってるけれど、株安の時にキーボード片手で持っていけば、中国のキーボードおじさんみたいな写真が撮れそうだ。
【朗報】 上海のあのおっさん 生きていた!(´;ω;`)


見学回廊には東証の役割や、取引の流れ、昔の東証の姿などの貴重な写真が飾ってある。昔の東証はとっても賑やかかそう。
見学回廊のところにはリフレッシュコーナーがあって、ドリンク、軽食はここで揃う。一日張り込みしたい人も、わざわざ東証から出る必要はない。
アイスもあるぞ。


ずっと見ていると目が回りそうなこのクルクル回る奴の名前は「チッカー」というもの。 実は取引の状況に合わせて回転速度が変わるようになっていて、取引が活発になると回転速度が速くなる。テレビで東証が映った時はちょっと気にしてみると、その日の盛り上がり方が何となく分かるかもしれない。


東証アローズが完成したのは2000年5月。あれから、16年たったわけだが、今でも引けをとらない近代的なデザインだ。静かな建物の中で、膨大な取引の様子を手に取るように眺めていると、まるで金融市場の傍観者になったような全能感を感じる。
日常生活を過ごしているだけでは、触れられない金融という市場。なんだかよくわからないけれど、やたらでかい「市場」がどっかにあるらしい。形にできない市場を、我々にもわかるような形に可視化した「金融市場」のイメージがこの東証アローズなのだろう。
金融取引のシミュレーションも出来たりと、学べる施設となっている。みなさんも一度「テレビでよく見るあのクルクル回るやつ」を是非見学してみてはいかが?


日本取引所グループ 東京証券取引所
東証Arrows 見学について

見学時間 9:00 ~ 16:30(土・日・祝祭日・年末年始を除く)
見学無料

JPX 日本取引所グループ
東証Arrows見学