ニコンのインターバルタイマー付リモートコントローラー「MC-36」を愛用している。
カメラ本体でも、インターバルタイマーの設定ができるらしいのだが、使い方はよくわかっておらず、専らコントローラーの方で設定する場合が多い。
実際のところ、インターバルタイマーとして使うことはほとんどなく、普通のレリーズとして使うことのほうが多い。デジタルの液晶画面がついていたり、一秒ごとにアラームが鳴ったりと、露光を始めてから何秒たったかすぐわかるのは、スイッチだけのレリーズには無い便利な機能だ。
だが、問題なのはコードがめちゃくちゃ硬い。しまう時どうしてもコネクタ、本体との接続部に負担がかかってしまい、そこの被覆が破れてしまう。
寒いとよりいっそう固くなり、三脚に固定してレリーズを触ってもカメラが揺れてしまうぐらい固くなる。尋常じゃない
敗れた被覆から芯線の数を数えてみると、あきらかにシャッターレリーズには必要ないケーブルが入っている。
たぶん、シャッター半押し、レリーズ、コモンの3つの線があれば充分なはずなのだ。余計な線の分コードが極太になってしまい、更にスイッチとして使うにはあまりにも過保護なノイズ対策のお陰で、コードとして使うには非常に硬いものになっている。
応急的に樹脂とか流したりして保護をしたりしてみたが、そろそろ限界である。
そんなときにちょうどいいのを思い出した。
出先で、レリーズを忘れてしまい、どうしてもレリーズ欲しいってときに、ヨドバシカメラで社外製のレリーズを買ったのだ。
これがとてもコードが柔らかく具合が良いので、これと交換しよう。
で、交換したのがこれだ!バーン!!(超適当)
うーん、コードが細く、とてもしなやかでようやく純正品らしくなった感じです。
本体からコードが出るところも、うまい感じフィットするので、あとはホットボンドや樹脂で固めればOKなかんじですね。
純正のコードにはフェライトコアが使われており、効果の程は不明ですが、一応流用しました。
内部の接続方法をちゃんと説明しようと思ったんですが、今となっては不鮮明な写真しかなく、確実な話ができなかったのでやめましたが、3本繋ぎ変えれば今のところ異常なしです。
下の写真は、社外製レリーズの内部構造、これ以上にないシンプルなスイッチ。
純正品はスイッチが金メッキ。基盤には幾つもの電子部品がついており、高級感がある。8本くらい線がつながっているが、3本以外は何故ついているのかわからない配線だから、とっても差し支えないだろう。(ちゃんと知りたい人はニコンの10pinターミナルで検索してみよう)
で、つなぎ直すとこんな感じ。コモンの位置を見つけたら、スイッチを押してみて、どの線との組み合わせで抵抗値が変化するかどうか、特定してみよう。まぁ、大体の位置はこんな感じなので、イメージ沸かしてください。適当ですまんな……。
繰り返しになるが、純正品より純正品ぽくなって非常に良い!!柔らかいコードは寒い日でも、カメラブレせずに取り回しが良い。
これであと30年は使えるな!!
あ、良いお年を!
2017年12月30日土曜日
2017年12月25日月曜日
一肇「少女キネマ」は 悩める男子全員に読んでほしい青春物語だ!
今回は、角川文庫から出ている一肇(にのまえ はじめ)氏が著す、「少女キネマ」という本を紹介します。書評じゃないです。
もともとは単行本ででてたんですが、読みやすい文庫本が出てますよ。
自分は本の紹介が苦手だ。文章が進まず、ここまで書くのにせいぜい30分くらいかかった。
それでも物語の没入感や、文章の波に流される感覚がとても心地よかったので、奮起して書くことにした。それくらいの想いがあるので、僕がどれくらい強くおすすめしているのか少しお察ししてほしい。
前回、「大学生活のモラトリアムに未練を残す男子全員に捧げる一冊。」とざっくり紹介した。我ながら語感が小気味良く、今後も随所で使いたいフレーズなのでここでも使うが、モラトリアムとは白地図の上を彷徨って、恋煩い、振り返ったり、戻ったり、後悔したりしするが、だけれども立ち止まっていられず、ひたすら動き回り、自分は何がしたいのかとか、大人になってどう振る舞うべきなのかとか考える時間なのではないか。こんなこと辞書には書いてないが、自分はそう思っている。
20歳過ぎたら、全員大人になると思ったら大間違いである。いたずらに社会に出る過渡期を引き伸ばし、気づいたら子供のまま大人になっていたりする。
学生諸君は今の時間を思い切り悩んで過ごしてほしい。
……、なんて偉そうに言っているが、自分も子供のままなことに気づいてないかもしれないので、あまり鵜呑みにしないように。
学生諸君は今の時間を思い切り悩んで過ごしてほしい。
……、なんて偉そうに言っているが、自分も子供のままなことに気づいてないかもしれないので、あまり鵜呑みにしないように。
*ー*-*
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で、主人公は前述のように、大学生活で暴走している主人公そのものであり、対するヒロインの黒坂さちちゃんは、僕ら男たちが理想とする日本に存在していたといわれる、存在していたといわれるお淑やかな大和撫子が描かれている。本に描かれているさちちゃんという存在を、妄想力を総動員して想像するだけで心があたたまるので、それだけで読むに値する本であり、もうここまで書けば充分な気がする。
黒坂さちちゃんの魅力は、自分の筆力では表現しきれない。本を15ページ程度読むだけで、さちちゃんの虜になり、読み終わった後はそのまま本の中のさちちゃんに数日間は魂を抜かれることになる。さちちゃんの魅力の前に読者は無力である。
また、主人公を取り巻く個性的すぎる男友達だちが、物語をあらぬ方向に高速回転させてくれて物語をより一層おもしろくしてくれる。さちちゃんを大和撫子といったが、男たちも負けずと日本男子らしいクセの多いやつらばっか揃っている。こういう四字熟語を多用すると、すぐ右翼だと言われるのが世知辛い世の中だが、世にはそういういい方向にバカで一途ですぐ暴走するやつらがもっと居ても良いのではないだろうか。
友人とは両親よりもたくさんの本音と愚痴と弱音を言える相手だ。学友は社会に出ても長い付き合いになる。学生諸君は良い友だちと出会ってほしい。そんな気持ちにさせてくれる登場人物が出て来る。
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物語は終盤にかけて急加速する。それはもう笑うしかない勢いで文章が走り出す。この文字の勢いはぜひ読んで体感してもらいたい。
そのままの勢いで物語はフィナーレを控え、主人公と祝杯を上げようかと思っていたところに、いきなり床が抜けたかのような脱力感と言ったらない。著者に臓物を握られた気分であった。
帯の宣伝はすこし誇張が入っているのかとおもったが、あながち間違いではない。
自分は読み終わった数時間、鳩が戦車砲を食ったような表情をしながら本を読み返していた。そのまま湧き出る感情を押さえきれず、とりあえず一日中車で走りまくった。
自分は読み終わった数時間、鳩が戦車砲を食ったような表情をしながら本を読み返していた。そのまま湧き出る感情を押さえきれず、とりあえず一日中車で走りまくった。
筆者が「このラストシーンを書けたらもう死んでも悔いはない」なんて書いてあったが、物語を畳み掛けるように幕引くスピード感はとても痛快爽快だった。本人がそこまでいい切るには、相当の心意気と自信があったにちがいない。ちゃんと伝わってますよ。
たまたま書店で見つけた本がこれだったのも思い出深い。この本を置いていたジュ◯ク堂書店の店員には、感謝の念に耐えない。
さて、ここまで一切本のあらすじを話さず本の紹介をしてしまった。自分は物書きじゃないから、伝えたいことがちゃんと文章になっているかわからない。だけど自分は、本も映画もアニメもまっさら状態で見たいので、なるべくシナリオに関わる話はしたくなかった。
まずは年末年始を惰眠でむさぼる前に「少女キネマ」を読んで、寝ても立ってもいられない年末年始を過ごして頂きたい。
もともとは単行本ででてたんですが、読みやすい文庫本が出てますよ。
2017年12月13日水曜日
パナソニックのLEDランタンは、今世代の国民的ライトだ。
以前、キャンプ用に買ったパナソニックのLEDランタンがとてもいい感じだった。
ナショナルの懐中電灯といえば、ビジネスホテルのベッドサイドに非常用として取り付けてあるスチールを筒にしたような、これぞジャパニーズマグライトといった懐中電灯を思いだす。
あるいは赤色で単一電池を何個か入れて使うやたらでかい、田舎のばあちゃん家に行くと必ずあるやつも、ナショナルーって感じがする。
シュアファイアー、マグライト、ジェントスのような、いかにも丈夫そうに見える黒い筐体に、強力な光…、みたいなのは国内ではあまり流行らず、蛍光灯 灯るオフィスでデザインされた、生ぬるい懐中電灯ばかりである。
だが、ナショナルはそもそも玄人好みの懐中電灯は端から考えてなかったのかもしれない。ナショナルは昔から庶民と一緒だった。価格はすぐに買える手頃な設定で、かと言って壊れやすいものではない。今のパナソニックの懐中電灯に必要なことは、強烈な光や堅牢性ではなく、普段はその存在を忘れていても、ここぞというときにちゃんと灯りをともしてくれることだろう。
そんなパナソニックから販売されているLEDランタンを紹介しよう。
いままでのランタンのイメージを覆すデザイン、電球風でなんとも可愛らしいですねぇ。
使い方は、球ランタンの底部にスイッチがあってそれを押すか、専用のスタンドにのせた状態で球部分を押し込めば、スイッチが押される仕組みで光りだす。
明るさは二段階で調光可能なのだが、これが最初暗めから点灯する。これはかなりポイント高いので、もう一度声を大にして言いたい―
話が逸れたが、このLEDランタンは全灯状態にしても、それほど明るくはならない。どちらかと言うと、暗いと感じつつも最後は目がその光量になれてくる感じだ。
本文中(の画像の中)で紹介している本。
2014年に発売された一肇(にのまえはじめ)氏の本を文庫サイズにしたもの。
ニトロプラスに所属する気鋭の小説家。
暑苦しい男たちと、天井裏に住まう謎の少女の周りで広がるミステリー小説。大学生活のモラトリアムに未練を残す男子全員に捧げる一冊。
ナショナルの懐中電灯といえば、ビジネスホテルのベッドサイドに非常用として取り付けてあるスチールを筒にしたような、これぞジャパニーズマグライトといった懐中電灯を思いだす。
あるいは赤色で単一電池を何個か入れて使うやたらでかい、田舎のばあちゃん家に行くと必ずあるやつも、ナショナルーって感じがする。
シュアファイアー、マグライト、ジェントスのような、いかにも丈夫そうに見える黒い筐体に、強力な光…、みたいなのは国内ではあまり流行らず、蛍光灯 灯るオフィスでデザインされた、生ぬるい懐中電灯ばかりである。
だが、ナショナルはそもそも玄人好みの懐中電灯は端から考えてなかったのかもしれない。ナショナルは昔から庶民と一緒だった。価格はすぐに買える手頃な設定で、かと言って壊れやすいものではない。今のパナソニックの懐中電灯に必要なことは、強烈な光や堅牢性ではなく、普段はその存在を忘れていても、ここぞというときにちゃんと灯りをともしてくれることだろう。
そんなパナソニックから販売されているLEDランタンを紹介しよう。
LEDランタン(球ランタン®) |
いままでのランタンのイメージを覆すデザイン、電球風でなんとも可愛らしいですねぇ。
使い方は、球ランタンの底部にスイッチがあってそれを押すか、専用のスタンドにのせた状態で球部分を押し込めば、スイッチが押される仕組みで光りだす。
明るさは二段階で調光可能なのだが、これが最初暗めから点灯する。これはかなりポイント高いので、もう一度声を大にして言いたい―
スイッチを押すと暗めから点灯する。
なぜ最近のLEDライトは調光できるようになってから、一番最初からフルパワーで光りだすのか。「最初はフルパワー」のせいで、せっかくなれた夜目が何度潰されたかわからない。
一方、これは使われるシーンをちゃんと想定し、そのときの状況に応えてくれる。これをもって、何百メートルの先を照らすわけでもないし、急に現れた敵や暴漢をライトの光で目を潰すわけでもない。やることといえば、周りを穏やかに照らしたり、夜起きたときに灯りがほしいときとかに使ったりと、手足が届く範囲を照らす程度だったら、最初は暗めがいい。
*ー*-*
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キャンプに行った時、深夜に星を見るために仮眠をとった。目が醒めて、テントを開けるときにこのランタンを灯した時、なんとも夜に調和した光だと感心した。そしてそのままテントを開けた時、満天の星空に眠気が一気に吹き飛んだ。
そう、穏やかな光のお陰で、すぐに星空を見る目に戻れたのだ。
どんなにきれいな星空が見えるとこでも、目が慣れていなければ六等星の星は見れない。そして一度でも明るい光を見ると、また目を慣らすのにしばらく時間がかかる。星の煌めきというのは本当に小さいのだ。
戦場ヶ原ひたぎは別に意地悪で阿良々木くんの頭を押さえたまま山道を歩かせたのではない。車から降りてしばらく闇に目がなれてから、満点の星空を見てほしかったのだ。
戦場ヶ原ひたぎは別に意地悪で阿良々木くんの頭を押さえたまま山道を歩かせたのではない。車から降りてしばらく闇に目がなれてから、満点の星空を見てほしかったのだ。
話が逸れたが、このLEDランタンは全灯状態にしても、それほど明るくはならない。どちらかと言うと、暗いと感じつつも最後は目がその光量になれてくる感じだ。
これは非常用としては最低限の明るさを確保しつつ、電池寿命を長くするには具合がいいし、キャンプでは前述の通り、闇と友だちになるには明るすぎない適切な光だ。
これはとても絶妙な明るさだと思う。電球色ってのも、LEDのくせにぬくもり感じていい感じだ。
球ランタンを「暗め」でテントを照らして撮影した。星の光に対し、テントが破綻しない明るさで灯されていることからわかるように、「暗め」はかなり暗い。 暗くても、目が応えてくれる。せっかくのキャンプ、夜も自然と友だちになればいいと思う。 星がこんなに明るかったんだと気づくから。 |
本体には紐を通す穴があるので、テントの天井に吊るして「全灯」状態にすれば、充分な明るさになる。
いや、正直に言うと最初は暗いなとは思った。ただ、目がなれてくるとどうってことはなくなる。これくらいでいいなとも思う。すると、この程度だと懐中電灯を持ち歩かなくても、月明かりで夜道が歩けるのだ。暗順応した目に優しい光になる。
この微妙な明るさのお陰で、電池寿命が格段に良い。
球状の面から放たれる光は全方位を柔らかく照らし、スタンドで置いた状態でも机をそれなりに照らしてくれる。
何度も言うが、そんなに明るくない。
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単3乾電池3個いれて、エボルタが入ってれば光度「強」で55時間。「弱」なら1000時間も持つ。災害時、電力網が復旧する目安となる1週間、毎日7,8時間つけてても電池交換せずに持つ計算になり、非常用として優れている。
最初はアウトドア用としてsn◯w peakのほお◯きを買おうとしたんだけど、あまりの高価にがっかりしたところ、ヨドバシで見かけたこのデザインにぐっときて買ってみたが、あけてみれば、「当たり」だった。
sn◯w peakのほお◯きが10,000円だとして、これはまぁ、値段丸めて1,000円くらいだから、ほお◯き買う値段で球ランタンが1000個位買えるのだから、コスパの良さが全然違うのがわかるだろう。
安いから1個といわず、2,3個あってもいいかもしれない。
色のバリエーションは数種あり、色温度や光量を細かく調整できるスマートタイプもあり、球ランタンのこだわりが伺える。
長年庶民の生活に寄り添ってきた、松下電工、もといパナソニックが出している今世代に捧げる庶民のための懐中電灯。
使ってみれば、昔使った赤い懐中電灯の電球のぬくもりを感じることが出来た。
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僕が買ったのは、エボルタ付きタイプ。
買ってすぐ最高のパフォーマンスで使える。
説明書には書いてないが、エネループなどの充電池も使用可能、だけどこの場合の電池寿命は不明。
買ってすぐ最高のパフォーマンスで使える。
説明書には書いてないが、エネループなどの充電池も使用可能、だけどこの場合の電池寿命は不明。
本文中(の画像の中)で紹介している本。
2014年に発売された一肇(にのまえはじめ)氏の本を文庫サイズにしたもの。
ニトロプラスに所属する気鋭の小説家。
暑苦しい男たちと、天井裏に住まう謎の少女の周りで広がるミステリー小説。大学生活のモラトリアムに未練を残す男子全員に捧げる一冊。
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